武田慎平
1982年に両親の郷里である福島県で生まれ、幼少期を千葉県で過ごす。2002年にニューヨークに移り、活動を始めた頃は作曲家、サウンド・アーティストとコラボレーションによるビデオ作品を中心に制作。近年では、フォトグラムなどカメラを使用せずに感光材に直接露光する手法で、コンセプチュアルな写真における抽象表現を追求。2014年より日本に拠点を移す。主な展示に、「A Different Kind of Order: The ICP Triennial」(ニューヨーク、国際写真センター 2013年) 、「In The Wake」(ボストン美術館 2015年)、 ジェフリー・バッチェン氏による企画展「Emanations: The Art of the Cameraless Photograph」(ニュージーランド、Govett-Brewster Art Gallery 2016年)、「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol. 14」 (東京都写真美術館 2017年)など。 2014年、ICPインフィニティアワード新人賞ノミネート。国際写真センター、サンフランシスコ近代美術館、ボストン美術館、東京都写真美術館、アマナフォトコレクションにて作品収蔵。
近年の展覧会
2018年
Perpetual Uncertainty, Malmö Konstmuseum (スウェーデン)
New Territory – Landscape Photography Today, デンバー美術館 (米デンバー)
On the Periphery of Vision (Curated by Christopher Phillips), Jane Lombard Gallery (ニューヨーク)
カタストロフと美術のちから展, 森美術館 (東京)
2017年
無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol. 14, 東京都写真美術館 (東京)
Perpetual Uncertainty, Z33 House for Contemporary Art (ベルギー、ハッセルト)
T3フォトフェスティバル東京, 市田邸 (東京)
2016年
Japanese Photography from Postwar to Now, サンフランシスコ近代美術館 (サンフランシスコ)
Perpetual Uncertainty, Bildmuseet (スウェーデン)
The Surface of Things, Houston Center for Photography (米テキサス州ヒューストン)
In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3/11, アジア・ソサエティー・テキサス (米テキサス州ヒューストン)
About Time: Photography in a Moment of Change, サンフランシスコ近代美術館 (サンフランシスコ)
Landed: Exploring New Geographies, Neuberger Museum of Art (米ニューヨーク州)
Reactive Matters, Newspace Center for Photography (米オレゴン州ポートランド)
Emanations: The Art of the Cameraless Photograph, Govett-Brewster Art Gallery (ニュージーランド)
In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3/11, ジャパン・ソサエティー (ニューヨーク)
2015年
Camera Atomica, オンタリオ美術館 (カナダ、トロント)
In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3/11, ボストン美術館 (ボストン)
2014年
Shadows of the Invisible, Oakland University Art Gallery (米ミシガン州)
2013年
十和田奥入瀬芸術祭, 十和田市現代美術館 (青森県十和田市)
A Different Kind of Order: The ICP Triennial, International Center of Photography 国際写真センター (ニューヨーク)
2012年
福島ビエンナーレ, 福島空港 (福島県須賀川市)
The Fire That Doesn’t Go Out, Oberlin College’s Baron Gallery (米オハイオ州)
コレクション
サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)
ボストン美術館(ボストン)
国際写真センター(ニューヨーク)
東京都写真美術館(東京)
アマナフォトコレクション(東京)
Kadist Art Foundation(サンフランシスコ)
出版物・カタログ
The Focal Press Companion to the Constructed Image in Contemporary Photography, Marni Shindelman and Anne Leighton Massoni 編 | Routledge, 2018年
GR-09022017, Silja Leifsdottir 編 | SKREID Publishing, 2017年
Valenzen fotografischen Zeigens [Valencies of Photographic Showing], Geoffrey Batchenによるエッセイ 「In Absentia: The Politics of Cameraless Photography」| Jonas Verlag, 2016年
The Nuclear Culture Source Book, Ele Carpenter 編 | Black Dog Publishing, 2016年
Emanations: The Art of the Cameraless Photograph, Geoffrey Batchen | Prestel, 2016年
In the Wake: Japanese Photographers Respond to 3/11 | MFA Publications, 2015年
In the Wake 震災以降: 日本の写真家がとらえた 3.11 | 青幻舎, 2015年
Shadows of the Invisible, Claude Baillargeon | Oakland University Art Gallery, 2014年
写真に何ができるか―思考する七人の眼, 福川芳郎 編 | 窓社, 2014年
A Different Kind of Order: The ICP Triennial | Prestel, 2013年
Making the Geologic Now, Elizabeth Ellsworth and Jamie Kruse 編 | Punctum Books, 2013年
Trace, Shimpei Takeda | Shika Inc. (自費出版), 2012年
主な記事(日本語)
*英語の記事はこちらのページを参照ください
12.21.2017 / <日本の新進作家 無垢と経験の写真>(下)自然作用を印画紙に写す (東京新聞)
05.24.2017 / 新緑の上野で、写真を通して見えないものを可視化する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」レポート (IMA)
07.19.2015 / 視線 「震災以後:日本の写真家がとらえた3・11」 (朝日新聞・書評記事)
04.22.2015 / 「震災以後:日本の写真家がとらえた3・11」展 (朝日新聞)
09.10.2014 / Enhanced Vision (WIRED Vol.13) *IMAとの共同編集による別冊
08.29.2014 / 写真とテクノロジーの密なる関係 (IMA Vol.9) English
03.31.2013 / 土の記憶を記録する (ドキュメンタリー批評雑誌 neo neo Vol.2)
11.08.2012 / 放射能汚染の記録 (FM81.3 / J-WAVE「Jam the World」)
09.05.2012 / フクシマから未来へ (朝日新聞)
08.25.2012 / 放射能汚染の実態を記録 (福島民報)
03.12.2012 / 被災地は訴える (毎日新聞)